最新映画見てきました!

最新映画を中心に感想を書いていきます。評価は★の数で!自分が満足しそうな映画を中心に見て、その中での相対的な評価ですので、基本的に★★★以上はおススメです!

十年 評価 感想 レビュー ★★★★

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エンタメ映画の本場、香港から

このように“混乱した”映画が送り出されることに、

香港が今、陥っている危機の深さを実感しました。

 

かなり前知識ある状態で見ましたが、

映画自体はちょっと辛かった…

長く感じてしまいました。

やはりオムニバスの映画で、強いメッセージを発するためには、

複数のストーリーから、一つのテーマを

浮き彫りにしていく強烈な意思と、

高い技術が必要で、

それさ、唯一の存在である監督のもとでなければ、

なかなか成立し得ないものだと認識しました。

 

それでも今作には非常に重要なメッセージがあり、

それは5人の監督とプロデューサーの

合作というカタチでしか、

成し得なかった挑戦だったと思います。

 

本当に惜しむらくは、

恐らく「冬のセミ」という作品が不要だった…

パッチワークで創るという作戦を選択した以上、

一つ一つのストーリーは、

明確な断片を描いて欲しかった。

「冬のセミ」以外は、

それはうまく行っていたと思う。

または「冬のセミ」を最後にして欲しかったが、

恐らく抽象的過ぎて、最後には置き辛かったのでは…

 

ぜひ、気鋭の監督たちには、

世界に訴える新たな“武器”の創作を

続けていただけることを期待したいし、

そういう環境が続くことを祈りたいです。

エールを込めて、四つ星に。