日本人が真に「体験」すべき戦争映画!
何の前知識もなく鑑賞しましたが…
それは驚愕の映画体験でした。
これまで語られてきて、
知った気になっていた戦争を
裏側から見たら、こうなっていた。
戦闘シーンは、既に鑑賞などと呼べる代物ではない。
悲惨な戦争を体感させられ、
それだけで涙が溢れた。
シートが震える爆音…
アカデミー賞の録音賞、音響編集賞は頷ける。
戦争のもう一つの側面が見られるだけでも
充分に価値があるが、
その裏側で起こっていた、ある「格闘」に、
彼我の圧倒的な力の差を感じる。
一億総玉砕とか言っていた国と戦っていた国では、
軍隊の中での個人の信念は守られるべきか、
という闘いがあり、
その人物は戦場に赴き、
戦場で、個人の信念を貫き通したのだ。
ものすごくリアルに極限状態を感じながら、
そこで発揮された凄まじい人間性の発露に遭遇し、
感動と興奮が冷めやらない。
アンドリュー・ガーフィールドの熱演も、
本当に素晴らしい。
爆音で震えていたシートが、
今度は自らが堪えている嗚咽で震える。
この体験を超える映画体験に遭遇することは、
しばらくないと思う。
なお本日の試写会にはおすぎさんの姿が!
その後、ハシゴした「ムーンライト」の試写会でも
お見かけし、
思わず両作品の感想を聞いてみたくなりました…笑。