最新映画見てきました!

最新映画を中心に感想を書いていきます。評価は★の数で!自分が満足しそうな映画を中心に見て、その中での相対的な評価ですので、基本的に★★★以上はおススメです!

弁護人 評価 感想 レビュー ★★★★

大手建設会社のトップが、 ソン・ガンホさん演じるソン・ウソク弁護士に対し 「今の韓国が真の民主主義を求めるのはまだ早い。 もっと中産階級が育つのを待たなければ」 と諭したのに対し、 ソン弁護士は 「私はカネの問題だとは思わない」と拒絶し 独裁体制…

この世界の片隅に 評価 感想 レビュー ★★★★★★

心が震えました。 人の居場所をつくれるのは、人だけ。 他人と、自分でつくるもの。 だから、人の居場所を奪うのも、人だけ… 空襲警報か鳴り止まない中でも 慎ましく生きている人の暮らしを知っていたら、 上空から爆弾を浴びせることができるだろうか。 焼…

【レンタル】きっと、うまくいく 評価 感想 レビュー ★★★★

ラージクマール・ヒラニ監督&アーミル・カーンの 『PK』に感銘を受けてレンタル。 仕事が忙しく、一度見ずに返却してしまい… 再レンタルして、ようやく鑑賞しました。 テーマとしては『いまを生きる』を 思い起こすような感じでしょうか。 ただインド風?…

【レンタル】紙の月 評価 感想 レビュー ★★★★

そこはかとなく、怖い映画だと思いました。 心のエアポケットを突くような恐怖。 魔がさす、と言うか。 銀行の人によく聞く「ありがちな話」が、 行く所まで行くとこうなる、というのが、 極めてリアルに描かれていました。 映画全体の色調も暗めで、恐怖を…

PK 評価 感想 レビュー ★★★★★★

「むずかしいことをやさしく、 やさしいことをふかく、 ふかいことをおもしろく」 井上ひさしさんのこの言葉が、 全ての表現、作品、とりわけ エンターテイメント作品に通じる背景には、 「本当のことを言わないのが大人」という 世界に共通するルールがある…

湯を沸かすほどの熱い愛 評価 レビュー 感想 ★★★★★★

だいぶ泣かされました。 何度か嗚咽が込み上げそうになりましたが、 近くのおばさんが、その度にかなり先行して、 嗚咽をあげてくれたおかげで、我に返り、 大人しく見続けることができたと思います。 それでも2回ほど突然きた時は、堪えるために、 ウッと…

TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド) 評価 レビュー 感想 ★★★★

「うまい」ことの崇高さを感じた映画。 本当に「うまい魚」を食べられた場合、 それが、どれだけ奇跡的な仕事の 連続だったことか… まず、魚が獲れなければいけない。 獲れた魚の中で、今この瞬間は どこの、何がうまいのか? 知らなければいけない。 良い魚…

【レンタル】海街diary 評価 感想 レビュー ★★★★

今年は見る邦画がみな後悔しないものばかり。 これまであまりに見ていなかったので、 今年が豊作なのか、これまでも充実していたのか? 分からない!ということで、 タイトルだけは聞いていた話題作を今さら鑑賞。 個人的に“邦画祭り”になっています。 本作…

【レンタル】桐島、部活やめるってよ 評価 感想 レビュー ★★★

『何者』が思いの外、よかったので、 実はまだ見てなかった、朝井リョウ原作の本作を 早速レンタル。 瑞々しい言葉のやりとりから滲み出る 独特の緊張感は、監督が違えど『何者』と共通。 何気ない会話の間に、実は起こっている それぞれの感情の起伏を捉え…

【レンタル】戦場にかける橋 評価 感想 レビュー ★★★★

『クワイ河に虹をかけた男』を見て、幼い頃にテレビで見たこの作品をレンタル。「サル、ゴリラ、チンパンジー♪」と歌っていた『クワイ河マーチ』の記憶しかなかったのですが、今回『クワイ河に虹をかけた男』を観たことで、凄惨な背景をイメージしながら鑑賞…

何者 評価 感想 レビュー ★★★★

予告編を見て、全然ピンときてなかったんですが、 レビュー読んで観たくなり、行って来ました。 映画館では高校生くらいの若い客の姿が目立ちました。 感想としては…… 素晴らしかった‼︎ エンドロール、テーマ曲に煽られて広がる余韻は ほろ苦いけど、甘さも…

永い言い訳 評価 感想 レビュー ★★★★

繊細な心理描写。映像センスにより、 いつの間にか、観ている人の心のひだを触り 平気ではいられなくする。 泣けない映画かなと思っていたら、とんでもなかった。 まず、子育てで起こることの表現が非常にリアル。 子どもは素直だ。 我が儘に生きているよう…

【レンタル】ちはやふる 下の句 評価 レビュー 感想 ★★★★

小学生の娘と上の句に続いて鑑賞。 上の句は想像以上に面白かったのですが、 さすがに下の句まではどうだろう…と 半信半疑だったのですが、 これは上の句を超える面白さで、 最後は、感動してしまいました! きっと、原作の内容が相当濃いのでしょう。 千早…

クワイ河に虹をかけた男 評価 レビュー 感想 ★★★★★

「戦後処理で負けた日本は、本当に負けた」 永瀬さんの言葉が、胸に突き刺さりました。 この映画は、日本社会の重大な欠点を 暴いた映画だと思いました。 第二次大戦で日本軍に捕らえられた捕虜の多くが、 悲惨な末路を辿った。 それについてイギリス人の元…

淵に立つ 評価 レビュー 感想 ★★

見ているのが、しんどかった。怖かった。 暗澹たる気持ちで、 まだ続くのか…と思いながら見ていた。 人の劣情を、容赦なく炙り出すこの映画は、 見ていて、常に息苦しく、目を背けたくなる。 最初はなんとなく今村昌平監督の『うなぎ』を 思い出しながら見て…

【レンタル】アメリカン・スナイパー 評価 レビュー 感想 ★★★★

『ハドソン川の奇跡』を見て、 見逃していたクリント・イーストウッドの この作品を思い出し、ようやく鑑賞。 イラク戦争を考える上で、 見なくてはならない映画だと思いました。 イラク戦争は、ブッシュ大統領の言動や、 テキサス州の知事を務めた経歴など…

【レンタル】ちはやふる 上の句 評価 レビュー 感想 ★★★

最近、小学校で百人一首を習い始めた 娘のリクエストで鑑賞。 恋愛を巡る曖昧な感情表現の意味を 娘に単純化して解説しながらの鑑賞でしたが、 思いの外、良い作品でした! 広瀬すずさん、真っ直ぐな演技させたら、 他の若い女優さんは歯が立たない存在感で…

こころに剣士を 評価 レビュー 感想 ★★★★

実話を元にした映画で、歴史的背景を知れば知るほど 感情移入できる作品だと思う。 映画の舞台は1950年代初頭の エストニア・ソビエト社会主義共和国。 スターリンによる強制連行が横行していた時代。 第二次世界大戦における独ソ不可侵条約でエストニア…

【レンタル】6才のボクが、大人になるまで。 評価 レビュー 感想 ★★★★★

2014年 アメリカ 165分 監督 リチャード・リンクレイター 上映中の映画や、試写会がきっかけで興味を持ち、 レンタル視聴した映画の感想もこれから 掲載していきたいと思っていて、 その第一弾!がこの映画です。 11月上映予定の『エブリバディ・ウォンツ…

SCOOP! 評価 感想 レビュー ★★★

期待通りに楽しめる作品。 今、週刊誌がスクープ連発で再び存在感を示す中で、 “文春に負けじ”とばかりに、 スクープで復権を目指す写真週刊誌というのが、 今っぽいし、リアル。 スクープを狙うノウハウも興味深い。 映像は切れ味があり、パリっとしてる。 …

聲の形 評価 レビュー 感想 ★★★★★

先に観た方のレビューを読んでいて、 かなり期待して観に行ってしまったのですが… 上げたハードルを、余裕で越えてきました。 素晴らしい作品!すごくリアル! アニメだから、心の動きを効果的に可視化できる。 アニメだから リアルな辛さを見せつけられても…

ザ・ビートルズ 〜EIGHT DAYS A WEEK- The Touring Years 評価 レビュー 感想 ★★★★★

ものすごく面白かったのです。 それは、自分が無知ゆえにビートルズとは何だったのか、全く分かっていなかったから。 法被姿のビートルズが羽田空港に降り立つ写真が、なぜ教科書に出てくるのか、真剣に考えたことがなかったのです。 映画は1962年にデビュー…

将軍様、あなたのために映画を撮ります 評価 レビュー 感想★★★★

夕方から、ふと時間が空いたので、 0時から見た『ハドソン川の奇跡』に続き、 W初日鑑賞達成! 映画史専門家のトークショーもありました。 近くの席に、オモニ風の人が座っていたり、 いつものユーロスペースとは少し違う雰囲気。 作品は北朝鮮をめぐる史…

ハドソン川の奇跡 評価 レビュー 感想 ★★★★

公開初日0時からの回、観てきました! 正直ビートルズとかなり迷いましたが、 寝不足気味なので、今回は時間が浅い方に。 観てまず思ったのは、 大御所、クリント・イーストウッドだから、 撮れた映画だ、ということ。 奇をてらわず、ただただまっすぐに 見…

怒り 評価 レビュー 感想 ★★★★

「怒り」というタイトルの群像劇ですが、怒っている人ばかりが出てくる映画ではありませんでした!笑(過去にそういう邦画もありましたが)その実、出てくるのは、皆、怒れない人ばかりです。怒ることができれば、どれほど楽だろうか、という人ばかりなので…

ヒトラーの忘れもの LAND OF MINE 評価 レビュー 感想 ★★★★

この映画を観た感想は、地雷の恐ろしさ、その一言に尽きます。地雷の爆発に、三度、身体が派手に仰け反りました。その度に、一番後ろ席に座っていて良かったと、思いました。 地雷の信管を抜く除去作業は、常に銃口を向けられているような緊張感で、どアップ…

ソング・オブ・ラホール 評価 レビュー 感想★★★★

この映画を見に行く時は、誤解していました。この映画は同じく上映中の『はじまりはヒップホップ』と同様のテーマのドキュメンタリー映画だと。どっちが出来がいいかな。感動させてくれるかな?と… 『はじまりはヒップホップ』は、年齢などの環境のせいにせ…

チリの闘い 評価 レビュー 感想 ★★★★★★

9.11に三部作4時間23分!一気に観てきました! 因みに日曜朝からユーロスペースは この行列。満席&立ち見ありでした。 正直、疲れました。 鑑賞終えて真っ先に浮かんだのは、 毛沢東の「政権は銃口から生まれる」という、あの一言。 北朝鮮の「先軍政治」…

グレート・ミュージアム ハプスブルク家からの招待状 評価 レビュー 感想 ★★

かつてない斬新なドキュメンタリー!一体どんな作品なんだろう?と張り切って見に行きましたが正直、寝不足の身には少々きつかった…という情けない感想に。 神聖な美術品も、ある意味では、凄く古くなってしまったモノなんだなぁ、というのと、神聖な絵画で…

五島のトラさん 評価 レビュー 感想 ★★★★

この映画を観ながら、強く感じたのは、「保守」って、本来きっとこういうことなんだろうな、ということでした。 自然、地域、そして家族に価値を置き、それらのために一生懸命働き、生きることこそが、人生の普遍的な価値なのだと。 トラさん夫婦は、これを…