7月16日から新宿シネマカリテで開催される「SXSW FILM TOKYO」で、先陣を切って上映される話題作!
一足先に見てきました!!!
ドキュメンタリーではありますが、冒頭から怒涛の展開・・・
事実は小説より奇なり。奇なりです。
出てくる人も、スターばかりとあって、圧倒されっぱなしでした。
最後はやや疲れを感じるぐらいの怒涛さ・・
あまり、アメリカのエンタメに詳しくないのですが、詳しい人ならなおさら、圧倒されてしまうと思います。
「スーパーメンチ」を日本語に訳すと「超偉人」。確かにこんな人が実在するのだ、、と驚かされました。
スティーブ・ジョブズが突然登場したり、その人生の巡り合わせにも、驚かされます。
米国エンタメ界の「仕掛け人」のお話なので、試写の案内には
「クリエイターやマーケティング担当は見逃せない!」・・・という謳い文句もありましたが、
いやいやいやいや、見たところで、マネできるものでは決してありません。
これは手法や、ハウツーの話ではなく、ある天才の狂気の人生のお話なのです。
むしろ、「まねるな危険!!」です。
天才、、とくにアートや、エンターテイメントの巨人というのは、
純粋さと狂気が、どこまでも裏腹の関係なんだなと。
信じて、疑わずに、または諦めの境地に達して、
どこまでも行ってしまう人が、天才なんですね。
そして、あくまでも、やさしいんです。改めて思いました。
やさしくて、純粋で、それでも生き残っていることが、一番すごいのかもしれません。
彼はものすごくたくさんの人と関わり、たくさんの人を「家族」だと考えて、とことん付き合います。
それは彼、シェップ・ゴードン自身が、生涯の伴侶や、実の子どもに恵まれなかったこととも、裏腹の関係にあるのでしょう。
そこに天才ならではの、孤独や、切なさを感じずにはいられません。
ドラッグ、有名にすること、稼ぐこと、そして、それらでは満たされないこと、ハワイ、料理、仏教・・・
全く型にはまらない「破天荒」な生き方があるんですね。
そんな人生を、少しでも垣間見ることができるのは、映画の大きな魅力の一つだと思います。
そして、裏方の人であっても、突き抜ける人って、やはり、見た目も存在感があって、魅力的で、セクシーなものですね。
見終わったときの、最初の感想は・・「すごくおもしろかった!んで、すごく、つかれたー!」でした。
間違いなく、おすすめです!