最新映画見てきました!

最新映画を中心に感想を書いていきます。評価は★の数で!自分が満足しそうな映画を中心に見て、その中での相対的な評価ですので、基本的に★★★以上はおススメです!

SCOOP! 評価 感想 レビュー ★★★

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期待通りに楽しめる作品。

今、週刊誌がスクープ連発で再び存在感を示す中で、

“文春に負けじ”とばかりに、

スクープで復権を目指す写真週刊誌というのが、

今っぽいし、リアル。

スクープを狙うノウハウも興味深い。

映像は切れ味があり、パリっとしてる。

ネタがネタだけに東京の「夜の顔」の切り取りが的確!

役者さんがそれぞれハマリ役で、魅力全開。

二階堂ふみさんは、今の駆け出しの

記者・編集者として本当にいそう。

それなりにいろいろ分かってしまっていて、

それ故に、いつもモヤモヤしている。

良い出会いがあると一気に成長したりする。

その感じが凄くリアル。

福山雅治さんも居そう。なりきってる!

存在感半端ない。

吉田羊さん、カッコいいし、居なくはない。

たぶん仕事できない記者には容赦ないタイプ。

リリー・フランキーさんも安定の⁉︎の怪演ぶり。

背景は謎ばかりでも、あまり疑問に感じさせない!

 

もう一声だと感じてしまう部分は、

話を転がし過ぎ。欲張り過ぎかな、という部分。

題材が良いからこそ、もっと前半〜中盤を、

じっくり見せる形にしてもらいたかった。

 

人を「撮る」ことは難しい。

ある意味「暴力」だから、迷いがあれば撮れない。

一方で、人を撮るわけだから、

人の心理には敏感でなければいけない。

それが道義的な動機であろうが、なかろうが。

その辺りで「中年パパラッチ」のリアルな哀愁に、

もっと共感したかった、と思うのは欲張りか… 

 

もちろん、その雰囲気はよく出ていて、

そんなに難しい話ではないので、

分かるといえば分かる。

実は、事情に詳しい人ほど楽しめる映画かも。 

 

「現場」のシーンの面白さや、軽妙な会話から、

際どい仕事の雰囲気を、楽しく堪能できます!

「野球ネタ」ツボでした。