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最新映画見てきました!

最新映画を中心に感想を書いていきます。評価は★の数で!自分が満足しそうな映画を中心に見て、その中での相対的な評価ですので、基本的に★★★以上はおススメです!

何者 評価 感想 レビュー ★★★★

 

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予告編を見て、全然ピンときてなかったんですが、

レビュー読んで観たくなり、行って来ました。

映画館では高校生くらいの若い客の姿が目立ちました。

感想としては……

素晴らしかった‼︎ 

エンドロール、テーマ曲に煽られて広がる余韻は

ほろ苦いけど、甘さも残り、爽快でもありました。

 

40歳を越えた自分は最初、“就活”の話でしょと、

自分が、とうの昔に通り過ぎた通過儀礼の話と、

油断しながら見始めました。

最近の若い人の会話の仕方って、

こんな感じなんだろうな…

雰囲気がよく伝わってくるな…

なんて思いながら観ていたのですが、

話が転がり始めると、

今の自分に、グサグサと刺さってきます。

「何者」というテーマを表現するのに、

就活が、恐ろしく分かりやすいだけで、

そのテーマ自体は、一生続く、

普遍的なものだからです。

 

ぜひ劇場で観て欲しいのでネタバレは避けますが、

運良く志望通り就職した人も、

不本意な形で就職した人も、

独立した人でも、

仕事を辞めて主婦になった人も、

誰もがみな、

この『何者』というテーマからは逃げられない。

最終学年に頑張った「就活」ぐらいでは、

到底答えが出るテーマではないのです。

ただ、それを最初に、否応なしに

突きつけられるのが「就活」というだけで…

 

20代の彼らは、

「何者になれるか?」と考えますが、

私のように40代に入ると、

自他共に認めるような「何者」にも

なれないかもしれないけど、

それでも存在し続ける自分とは「何者なのか?」って

考え出す問題かなと。

そういう意味では、大人が観た方が、

味わい深い映画かもしれないと思いました。

 

映像的には、まだ近くにいるのに

すごく遠くに行ってしまった感じがする、

閉所での、奥行きあるロングの撮り方が印象的でした。

劇中劇の使い方は、よく練られていて斬新。

でも尺が短い予告編で使うと逆効果な気がして、

使わなければよかったのに…と思いました。

 

未読の原作のパワーを感じ、

それを表現仕切った監督と、

役者陣の素晴らしさを感じました。

菅田将暉さん、今なぜ旬なのか、

少し分かった気がしました。

あの不安定な感じが、くすぐるんですね。

二階堂ふみさん、相変わらず

一度見てしまったら、

他の女優さんの起用が全く想像できないぐらい

役をモノにしています。

 

時間作って、原作にあたってみたいです。

おすすめです!