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最新映画見てきました!

最新映画を中心に感想を書いていきます。評価は★の数で!自分が満足しそうな映画を中心に見て、その中での相対的な評価ですので、基本的に★★★以上はおススメです!

ヒトラーの忘れもの LAND OF MINE 評価 レビュー 感想 ★★★★

f:id:gyaro311:20160920121626j:image 

この映画を観た感想は、
地雷の恐ろしさ、その一言に尽きます。
地雷の爆発に、三度、
身体が派手に仰け反りました。
その度に、一番後ろ席に座っていて良かったと、
思いました。

地雷の信管を抜く除去作業は、
常に銃口を向けられているような緊張感で、
どアップの地雷を見ていると、
思わず息苦しくなります。

その爆発も、明らかにリスクがある時や、
安堵や、束の間の平穏を打ち破る不意打ちなど
様々な種類の恐怖が提示され、
地雷の恐ろしさとは、こういうことかと、
疑似体験させられます。

無差別に人を殺戮する地雷は、
悪魔の兵器と呼ばれています。
その無差別性は、戦後は「ドイツの少年兵」に
襲いかかりました。

地雷除去作業の休憩中に、少年兵の一人が、
見つけた虫や、ネズミに名前をつけていくシーンが
印象的でした。
「ドイツの少年兵」だからという理由だけで、
死と隣り合わせの作業を強いられる中、
彼にとって重要だったのは、名前。
自我の証明だったのです。

原題の『LAND OF MINE』ですが、
地雷は「LAND MINE」。

「OF」を加えた所に、
地雷の恐ろしさを描く以外の、制作者のもう一つの意図が現れていると思います。

「私の土地」の「私の」を強調したとみるのが、一番しっくりくるかもしれませんし、
「地雷原」というのもあり得るかもしれませんが…

私は地中の地雷を掘り起こした少年兵や、
作業を監督するデンマーク人の軍曹、
さらに近隣のおばさんまでもが、
地中の無差別兵器と向き合う中で、
戦争で失った自我、自己の人間性を取り戻していく過程を描くことが、
この映画のもう一つのテーマで、
それが「OF」の挿入に現れているのではと、
勝手に思うことにしました。

地雷の恐怖をぜひ劇場で!