徹夜仕事の後に見に行ったら、
思い切り泣かされて、
もうフラフラです。
見始めた時は『ライフ・イズ・ビューティフル』みたいな映画かな…という印象。
でも途中から、その印象はスーっと消えていきました。
映画館でこんなに泣いてしまったのは、個人的には『セントラル・ステーション』を見て以来かと。
異端な要素が3つ揃った時に、こういう珠玉のストーリーが生まれることが多いと思います。
主人公ペッパー君は、成長障害なのか、身体が極端に小さい。
太平洋戦争中に、アメリカの町で唯一?の日系人、ハシモトさん。
そして、この日米の戦争が、メキシコ出身の アレハンドロ・モンテヴェルデ監督の目線で描かれたこと。
こういう本当に見応えある作品に出会うのは、やはり単館系が多い気がします。
まず素晴らしい脚本があり、
主人公ペッパー君を演じたジェイコブ・サルヴァーティ君や、
ハシモトさんを演じたケイリー=ヒロユキ・タガワさん。
母親役のエミリー・ワトソンさんなど
打ってつけの演者がいて、
監督の世界観をスクリーンに再現仕切るスタッフがいる。
こういう映画が世に送り出されること自体が、一つ一つ、奇跡なんだろうなと思いました。