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最新映画見てきました!

最新映画を中心に感想を書いていきます。評価は★の数で!自分が満足しそうな映画を中心に見て、その中での相対的な評価ですので、基本的に★★★以上はおススメです!

92歳のパリジェンヌ 評価 レビュー 感想(英題:The Final Lesson)★★★★

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尊厳死をテーマにした、この映画。見終わって、最初に思い浮かんだ言葉は、「謳歌」という言葉でした。

なぜだろう・・・と、ネットで「謳歌」の意味を、調べてみると・・・

おう‐か【×謳歌】[名](スル)

1 声を合わせて歌うこと。また、その歌。

2 声をそろえて褒めたたえること。

3 恵まれた幸せを、みんなで大いに楽しみ喜び合うこと。

とありました。気が付かされたのは、一人では、「謳歌」できない、ということ。

一人では、人生を「謳歌」できないのですね・・・私も病院に入院した経験はありますが、身体が動かない、ということは、非常にやるせないものです。どうしても、人に迷惑をかけますし。

みんなで喜びあい、尊厳を感じられているまま、その生涯を終えたい。親がそう言うことは、子供たちから見れば、我が侭な願いにも見えます。

それもそのはず、我がままに生き、我がままに死にたい、と言っているわけですから。

それを周囲が受け入れて、「声を合わせて歌って」と言われれば、困惑しますよね。

でも老いていき、自分のことが自分でできなくなり、入院して、生き続けていく時にも、やはり、「声を合わせて歌うこと」は、難しくなって、しまっていくのだろうなと。

声が聞こえなくなってしまう可能性もあります。

92歳の母親は、一生懸命、一つ一つの思い出を整理していきます。それは、母親が人生を謳歌した証です。母親はそれを、引き継ぐことを、強く望んでいました。

自分の精神が、家族に引き継がれることを、望んでいたのでしょう。娘は最終的にそれを受け入れ、息子はそれを受け入れられなかった。


母親が1人の人間として、「謳歌」した人生・・・それを、そのまま受け入れることが、最も難しいのが、時に「家族」であり、特に「子供」なのかもしれません。

それでも一緒に生きていかなければ、決して、「謳歌」できないんだな、、と思いました。