個人的にこの夏、最も期待していた映画。きょう、やっと観れました…やばいです。号泣してきました。
インタビューの音切りと構成。そこにインサートされる生活シーンや、昔の写真などの撮影手法と、編集。非常に高いレベルで融合していて、自然とそれぞれのメンバーの人生のストーリーに引き込まれていきます。
やっぱりドキュメンタリー映画には、三脚は要らないのかも。
全体の構成も見事。ドキュメンタリーは、ちょっとでも、本筋と関係ないエピソードが入ってくると、それがどんなに良いエピソードでも、全体としては間延びし、伝えたいことがボケてしまうものですが、
この映画はプロの仕事!きっちり焦点を絞って、要素を削ぎ落としていました。
全てのストーリーは、最高齢94歳のダンサー、メイニーのステージ上での最後の一言に向かって、紡がれていきます。
それにしても、彼らのステージ上でのダンスが、受け入れられていくシーンは、鳥肌が立ちます。
人は、他人の「個性」を受け入れて、迎え入れることができるんだと。
若い人にも、中年にも、そして老人にも、悩みと、その裏返しの希望がある。
良い映画はいつも、そういう当たり前のことに気付かせてくれ、前を向く勇気を与えてくれますね。
公開されたら、もう一回、劇場に観に行きたいと思える映画でした!