小学生の娘のリクエストで吹替版を鑑賞。
誰もが知る物語であることを逆手に取り、
この映画ではストーリー上の、
細かな整合性を合わせることよりも、
夢の世界の再現や、
そこで楽しむことに振り切っている。
細かな描写よりも、大胆で、ダイナミックで、
華麗な動きづくりに心血を注いでいる。
その世界観を実現するための中核が、
エマ・ワトソンさん、という感じ。
大人になっても、誠実そうで、
芯が強そうな目力は少しも衰えず、
独特の華があり、かのハリポタシリーズも、
やはり彼女あってこその人気だったのだと、
改めて、存在の強さを思い知らされました。
吹替版で良かったのは字幕を追わないため、
映像の放つ世界観に没入できること。
一方、エンドロールで原曲が流れると、
その力強さに初めて気付くといった感じで
一長一短あるかなと思いました。
そんなに難しい話ではないのと、
やはり歌が多いので、ある程度、
耳で英語のセリフや歌詞を楽しめる方は、
当然ではありますが、字幕版をオススメします。
最後に時節柄、世界中の人、
特に子どもが見るディズニー映画は、
これからも、今作のように、
多様性の美しさ、多様性への寛容さを
訴え続けてほしいと心から思いました。